小さな自宅警備員!かわいいハエトリグモの飼育に挑戦。
嫌われ者の印象が強い蜘蛛ですが、ハエトリグモはピョンピョンと跳ねる可愛らしい動きと愛くるしい顔立ちのおかげで人気があります。ハエトリグモは網を張らずに徘徊して昆虫を捕らえる習性で、獲物を見つけるとジャンプして襲い掛かります。その動きから英語ではジャンピングスパイダーとも呼ばれています。
ハエトリグモは私たちが生活している家の中にも出現し、入ってきた虫を食べてくれる有難い存在です。
飼おうと思っていても発見時に手ごろな捕獲道具がなく採集しそこねていましたが、ようやく捕まえて飼育を始めています。そこからハマってしまい、今ではいろんな地域のハエトリグモを飼っています。
アンダソンハエトリで何度か抱卵~孵化までを経験していることから、極端にズレた飼育方法ではないはずなので記録として記事にしました。まー当然ながら種が違えば多少色々変える必要があると思うので、その辺は宜しくお願いします。
ハエトリグモの飼育容器
ハエトリグモ自体が小さいので省スペースで飼育が可能です。
タッパーやフィルムケース・小型のプリンカップでも飼えますが個人的にはプラコップをお勧めします。
高さがあって餌を与える時に脱走されにくい、通気の調整がしやすい、透明だから観察しやすいなどのメリットがあります。
250mlのプラスチック製の物を使っていますが、今のところ容器が広すぎて餌がとれないという現象は起きてません。
飼育容器の中身
なんもいれてません。基本的にハエトリグモ1匹だけです。
複数匹入れるとケンカ・共食いしてしまいます。
湿度調整のためにピートモスなどの床材を入れようか迷いましたが水を与える時に困るのでやめました。
隠れ家も入れていません。あった方が落ち着くんだろうけどさ、飼育下なのでどうしても容器を動かすんですよ。その時に隠れ家が動いて傷つけないためです。
自分で糸を出して繭状の巣を作るのでそれで暮らしてもらっています。
ハエトリグモの餌
ハエトリグモは生きたものしか食べないと風のうわさで聞いていました。
はぁ?うごかねぇ方が喰いやすいだろ?
それにハエトリグモ自体が小さいから反撃されるかもしれない、ということでためしに半殺しにしてほぼ動けないレッドローチを入れてみましたが本当に食べませんね。
なので、餌やりはレッドローチ(ゴキブリ)の孵化したばかりの幼虫かコオロギの小さいのをそのまま与えています。
突っ込むだけでいいので楽でありがたいです。
レッドローチとかコオロギ飼ってない場合は、家にいるショウジョウバエとか与えるといいんじゃないですかね。え?いない?
そうなってくると草むらを虫網で引っ掻き回して入った虫とか。雑w
ハエとかガがいいと思います。大きかったり硬そうだったり強そうな虫は避けた方が無難です。
あとは灯りに飛んでくる虫もいいと思います。
栄養の偏りを防ぐために1種類のみの餌を与えるのではなく色んな種類の昆虫を与える方が良いかもしれません。
餌を与える頻度
腹部のふくらみ具合をみて与えるかどうか決めています。
ぷっくり膨れていたら食べないことが多いです。
1度に与える量は、与える餌の大きさにもよりますが5mm以下の虫の場合1匹か2匹与えています。1度にたくさん与えてもすべて食べてくれません。
水の必要性
水は必須です。あげないと干からびてしまいます。
直接飲ませるというよりも容器内を湿らせるイメージです。
私は蓋の隙間からシリンジで水を数滴垂らして与えていますが小さい個体だと溺死する可能性があります。本当はティッシュや脱脂綿を湿らせて与えた方がいいかもしれません。定期的に交換しないとカビが発生してしまうので私は行っていません。
ハエトリグモが登場する動画
砂糖水接待
麺棒にしがみついて砂糖水を一生懸命に吸う姿はかわいらしいですね。
ハエトリグモに砂糖水を与えると元気になるという情報も得ましたが本当なんでしょうかね。衰えが見えてきたら試してみたいと思います。
※可愛い画像がとれるまで画像は掲載しない予定です。
手持ちの機材だとあんな細かいの撮れないんだよなぁ。
どうしても見たい方は以下でお願いします。
ブレずにクッキリ写すから凄いんですよね。
関連記事