元気なクワガタ・カブトムシを選ぶために必要なコツ:ショップでの成虫購入方法
クワガタ・カブトムシの寿命は犬や猫・爬虫類などのペットと比べると非常に短いものです。自分の選んだお気に入りの個体をできるだけ長く飼育したいというのは、ごく普通のことだと思います。今回の記事では、実店舗で健康で元気なクワガタ・カブトムシを選ぶコツを紹介します。
成体の管理状況を把握する
飼育ケース内のマットが適度な湿度をおびているか
長い間マットが乾燥していると符節が取れやすくなったり、そもそも弱って死んでしまいます。そのようなお店の場合、管理が行き届いていない可能性があります。
飼育ケース内のゼリーの有無
ゼリーのカップが空になっていて、長い間放置されているように見えるのであれば、生体が飢餓状態になっている可能性があります。新しいゼリーが入っていて、適度に量も減っていると虫が健康である可能性が高いです。
個体の情報が書かれているか
販売されているクワガタ・カブトムシの累代や羽化時期が把握できる情報がラベルに記載されているか確認します。羽化時期が書かれていない場合は寿命が短いものを購入してしまう可能性があります。
死んだ虫が入ったケースが長い間並んでいるか
死んでしまった虫がそのまま陳列されているお店も管理が行き届いていない可能性が高いです。1,2匹であればタイミングが悪くて死んでしまった個体もいるかもしれませんがそれ以上となると管理の方法に疑問を抱いてしまいます。残念ながら臭いがでるまでほったらかしのお店もありました。
成虫のチェックポイント
私が虫を選ぶときに気にするポイントを挙げています。新成虫を選ぶときの基準を上げています。野外品を選ぶときはこれよりも多少妥協しています。
持ってみたときの重さ
手にとってみて、しっかりと重さが伝わってくるものを選びます。
軽い個体は弱っていたり、産卵済みの場合があります。
触覚に欠損がないか
触覚は餌や雌を感知するために使われています。
繁殖をしたいのであれば、避けた方が無難です。
符節が全部そろっているか
符節は物に捕まるときに必要です。すべて取れてしまうと歩行ができなくなったり、転倒した時に自分で起きられなくなって死亡してしまいます。
翅が綺麗に閉じているか
カブトムシの翅の先端であれば多少目をつぶることもあります。クワガタの場合は菌に巻かれて死ぬことが多い気がするので避けた方がいいかもしれません。
正常に歩行できるか
見た目は綺麗でも中には脚がマヒしていることもあります。そのような個体はマヒした足を引きずるようにして歩いているのですぐに分かります。
大顎に欠損はないか
クワガタの♀の成虫は気に穿孔して産卵する種もいるので、そのような種を購入したいのであれば避けた方がいいです。雄の場合は特に大きな問題は起きません。
まとめ
元気なクワガタ・カブトムシを選ぶために必要なコツと成虫のチェックポイントを上げてみました。長く飼育したいのであれば元気な虫を選ぶことが大切です。選択眼を養っていると思わぬ掘り出し物を見つけることができるかもしれません。