ムシクイアナ

飼育しているタランチュラ、ヒョウモントカゲモドキ、ボールパイソン、キングスネークなどの飼育記録。またフィールディングの記事も書きます。

【タランチュラ】 豪華絢爛!! アンティルピンクトゥー Caribena versicolor

アンティルピンクトゥー Caribena versicolor

アンティルピンクトゥー Caribena versicolor

アンティルピンクトゥ―(antilles pinktoe tarantula)はカリブ海のどこかの島に生息している樹上性のタランチュラです。体のいたるところが赤やら紫、緑色に煌めいているその姿から世界一美しいタランチュラと言われています。その様相は飾り付けたクリスマスツリーみたいなもんです。チョコマカ歩く割に大人しいのか威嚇も滅多にしてきません。餌やりの時ごくまれに毛を飛ばしてきますが私は全く痒くないです。

一枚目の画像は少し育った幼体です。クリスマスカラーになるのは成体になってからですね。成体の画像はね、色々ひどすぎなので撮りなおさないといけない。そのうち掲載します。

 

飼育については樹上性のタランチュラなので巣を作る起点になる物があると色々と捗るんじゃないですかね。ケージの壁に立てかけることができる樹皮は入れた方がいいです。欲を言えば、全面がガラスかアクリルで作られたケージに生きた植物を入れてテラリウムを作ってその中で飼いたい。

 

ケージの話になったので。

自分の感覚だと彼らはケースの真ん中~上部に網を張る傾向があります。

そのためケージは床面積のほかに高さも重要になります。天井高めがいい。

 

それから蓋も大事です。上からふたを開けるケージだと、巣を作ってくれた位置によっては給餌するたびに巣を半壊させることになるんですね。なので上からじゃなくて側面だったり正面から扉を開けて世話ができるケージがイイです。小さいうちは別に何でもいいと思うんですけどね。繁殖を狙っていたり、なるべくストレスフリーで過ごしてもらいたいなら上蓋は避けた方が良いと思います。

 

巣に損傷を与えるのも理由の一つですが、上から蓋をするタイプだと餌のコオロギやローチに逃げられやすいんですよ。ふっかふかの巣が綺麗に脱出経路を作っているわけですから。餌にジャンプして逃げられしまうと追っかけないといけません。そういうわけで、観音開き式のカッコイイ爬虫類ケースが理想なんです。高いから使ってないけど。そういう時は自分で作ってしまうんですね。お菓子の箱なんかで。

 

ほんとに綺麗な蜘蛛なので彼らに最適な環境を整えて見映えよく飼ってあげたいんですが、なかなか難しいものです。