バンダヒラタクワガタ(バンダエンシス)の飼育記録 ~幼虫から成虫・産卵まで~
バンダヒラタクワガタ(バンダエンシス)
Dorcus bandaensis breeding
バンダ諸島 ロンタル島
バンダヒラタクワガタはインドネシアのバンダ諸島・ロンタル島に生息し、野外で得られる個体はほとんどが20mm程度の小型のクワガタです。学名をそのまま読んだドルクス・バンダエンシスと呼ばれることもあります。
野外ではちいさいですが、飼育方法が確立されて、30mmを超えた大型個体を入手することができるようになりました。幼虫で入手しているため、親虫の画像がありません。2018年の3月には羽化していると思います。それまで幼虫の飼育記録を掲載します。
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ポリフェムスオオツノカナブンの飼育記録 ~幼虫から成虫・産卵まで~
ポリフェムスオオツノカナブンの飼育記録
Chelorrhina polyphemus confluens
南西カメルーン
ポリフェムスオオツノカナブンはアフリカ大陸に分布する大型の昆虫です。雄には立派な角が付いています。大型の個体になると80mmを超えるといわれているので、非常に大型な虫です。緑色の個体が多いです。赤みがかった個体は珍しいようです。
繁殖が容易なので外国産のカナブン・ハナムグリの入門種としてお勧めです。ただ、外に出して観察しているとよく飛ぼうとするので、基本的に屋外に出さないでください。クワガタみたいに翅を開いて数秒後に飛び立つのではなく、比べ物にならない位の速さで離陸していきます。外国産の昆虫は絶対に屋外に逃がしてはならないので、その点だけは気を付けて飼育する必要があります。
グラントシロカブトの飼育記録 ~幼虫から成虫・産卵まで~
グラントシロカブトの飼育記録 Dynastes granti breeding
アメリカ合衆国 アリゾナ州
グラントシロカブトは北アメリカ最長のコガネムシで、背面の殆どが茶色味の入った乳白色か淡い灰色をしている変わったカブトムシです。日本人の感覚からするととても驚きですね!。
雌雄ともに上翅に大きさが不規則な斑紋が入ります。中には殆どこの紋が入らない個体もいるようです。アメリカのアリゾナ州に住む友人にグラントシロカブトを見たことがあるかと聞いても多くの人が見たことないと答えるので普段は人が入らないような環境で生息しているのかもしれません。
2017年5月4日
20数頭の幼虫を4つのケースに分けて飼育中。
本当は得られた幼虫をすべて飼育した方が純白の個体を得る確率が増えるのですが、場所と予算が間に合わないので適当に選んだものを飼育しています。
雄が85mmと大型の個体なので次の代も大きくなってほしいです。